カキは暖かいところのものであるが、10℃~15℃までは耐えられます。
ブドウ類に適している気候でよく育つといわれています。
カキは落葉樹で、6~12mの高さになります。
葉は全縁で、卵形ないし長円形で、革のように堅いです。
濃い緑色で、表面には光沢があり、裏側にはやわらかい毛が生えていることもあります。
葉は落ちる前に赤くなります。
花は両性花も単性花もあり、二つ、または三つがいっしょに咲き、1花ということはめったにありません。
カキは極東の、おそらくは中国北部の山岳地帯の原産であり、それが、日本へ伝わったものです。
マメガキ(lotus)とよく混同され、この二種は市場でもよく間違えられて取り引きされます。
また、ギリシア人が使っていた「lotus」という言葉は、ツメクサ類と食べられる実のなる低木(ナツメ、Zizyphuslotusと思われる)とを表わしていました。
この実を好んで食べていたアフリカの1部族が10tuseater(lotusを食べる人)と呼んでいたので、この名がこの木につけられたというのです。
現在では、ハスとハスの花とを「lotus」といっています。
カキという俗名は日本語名からきているが、18世紀末、カール・フォン・リンネの息子が命名しました。
カキの来歴については、取りざたされているそうです。
18世紀の半ば過ぎに、イギリスにもたらされたとするもの、1790年ごろ、ヨーロッパでは初めてフランスの南部で栽培されたとするものなどがあります。
イタリアでは、1871年になってフィレンツェのボーボリ・ガーデンに植えられ、カキの実は1876年の農業品評会に出品されたということがはっきりしています。
そして、このとき出品された品種がアメリカ合衆国に伝えられたそうです。
この属は、熱帯、温帯に500種ほどが分布しています。
貴重な木材となるものもあり、中でもコクタン(カキノキ科の常緑大高木です。
インド南部、セイロン島原産)は、家具や装飾品に使われる黒檀の材がとれます。
ほかの種類がコクタンの模造品とされたり、代用品とされることもあります。
カキノキ属には、アジアのアマガキや北アメリカのアメリカガキなども含まれています。
現在では、カキはそう尊ばれているわけではないが、リンネはその属に名をつけるとき、ギリシア語の「神々の食べ物(Diospyros)」という意味の名をつけました。
ギリシア語でdiosは神聖な、pyrosは小麦という意味です。